東京都文京区にある日本医学教育歴史館(事前予約制http://www.juntendo.ac.jp/jmehm/)に行ってみた。順天堂大学センチュリータワー1階受付で入館証(写真1)を受け取り、エレベーターで17階へ行く。エレベーターを降りると歴史館入り口(写真2)。
写真1.1階受付で入館証を貰います。
写真2.センチュリータワー17階の歴史館入り口。
ラウンジでは日本における近代西洋医学の変遷が年表になって壁面にかかれており、その内容を要約したビデオが上映されていました(写真3)。展示物は撮影禁止なので、ホームページから展示室の雰囲気だけ示すとこんな感じです(写真4)。結構きれいな展示室です。
写真3.壁面に年表がかかれています。
写真4.展示室(ホームページ転載)。
日本医学教育歴史館のパンフレットにもでていますが、山脇東洋の「蔵志図」、解体新書、日本初の西洋式病院の長崎養生所など近世から現代に至る医学の変遷がみられます。司馬遼太郎の小説「胡蝶の夢」に出てくる幕末の世界が蘇る思いがしました。
配布資料に安政元年の順天堂医院料金表がありましたが、結構リーズナブルな料金設定です(写真5,6)。手術してもらって生存率が如何ほどだったか知りたいところです。
写真5
写真6
館内受付付近には奥羽追討陸軍病院の病院旗が飾ってありました(写真7)。日本で「病院」という言葉初めてが使われました。
写真7.奥羽追討陸軍病院の病院旗
最後にアンケートの答えたら立派なガイドブックが貰えました(写真8)。
写真8.ガイドブック
帰りにセンチュリータワー近くに済生学舎の碑がありました(写真7)。済生学舎は明治9年に長谷川泰が開学した医学校(日本医科大学の前身)で明治期に多くの開業医師を輩出しました。
写真8.済生学舎発祥の地
二子玉川ステーションビル矯正・歯科
小児歯科担当 髙見澤 豊